企業では、夏場になるとクールビズの一環として、オフィス内の適正温度を28度に設定したり、快適に仕事をするためにネクタイと上着を着ないで仕事をしようという取り組みが行われます。仕事をする上で、温度が集中力に大きく影響するのです。
また直接的に体感できることとして、湿度も周遊力に影響を与えると考えることが出来ます。
今回は、より集中力を上げることのできる空気について考えていきたいと思います。
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集中しやすい空気とは?
集中力に影響を与える空気として思いつくものとして、「温度」「湿度」「二酸化炭素濃度」の3点が思い浮かびます。
まず「温度」ですが、夏の暑い日には汗をかいたり、頭がぼーっとして注意力が散漫になることは誰でも体験することかと思います。反対に寒すぎても、体が震えて集中できないなど、オフィス内は快適な温度が一定に保たれていることが望ましいです。
「湿度」についても、梅雨の時期など、じめじめしていると蒸し暑く感じたり、じめじめしてなかなか集中できないといった経験があるかと思います。
「二酸化炭素濃度」について考えると、人は生きるうえで酸素が欠かせません。室内の酸素濃度が低く、二酸化炭素の濃度が高くなれば、酸素が足りず、頭がぼーっとして集中できないといいうことになってしまいます。
「温度」「湿度」「空気」を快適に保つには?
例えば、一つの部屋に大勢で集まって行う会議や講演会など、数時間も立てばぼーとっして集中できず、眠気を感じてしまうといった経験をされる方も多いのではないでしょうか。このような環境では、集中力を維持することは困難になりますから、換気をしたり、空気を快適に保つ工夫が必要になります。
例えば「温度」を快適にするためには、空調で適正温度に調節するという方法もありますが、上述したクールビズのように、服装で体感温度を調整することも有効な対策となります。
「湿度」については季節や天気が影響するため、除湿機や加湿器を利用するのが効果的です。
「二酸化炭素濃度」に対する対策としては、部屋の扉を締め切らないことや、こまめに部屋の換気を行うこと、他にも、会議を行うときには30分程度の細切れで休憩を挟むなどし、密集した状態で酸素濃度を長時間継続しないなどの工夫も有効と考えます。
また、オフィス内に植物を置くことも効果があります。おしゃれなオフィスなどでは植物が飾ってあるのを見かけることもあると思いますが、単におしゃれや見栄えのためというだけではなく、植物が光合成をおこなうことで、オフィス内の空気を快適に保ってくれる効果を期待することも出来るのです。また、植物を置くことで、視覚的な効果も期待できます。
例えば、長時間集中して疲労を感じたときに、遠くの山を眺めることでゆったりと落ち着くことができるといった経験をされたことはありませんか?よく緑は目に優しいと言いますが、植物や遠くの景色をみることで疲れが取れるような感覚や、目を休めるといった効果が期待できるのではないでしょうか。また、長時間PCや手元を見続けていると、肩が凝ったり、目が疲れてしまいます。こういったときの息抜きや気分転換のきっかけとして植物を利用してみるのもいいのではないでしょうか。
今回は、集中力に影響を与えるオフィス内の空気と空気を快適にする方法について考えてみました。是非今回紹介したことを参考に、快適な職場づくりに活用して頂けたらと思います。
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