2020年正月中に行われた箱根駅伝。
多くの選手の足元にはピンクのナイキシューズが目立っていた印象が強く残ります。
今、ピンクのナイキシューズが記録にもたらす神がかりの効果が大きな話題を呼んでいます。
この記事では、箱根駅伝で印象深いピンクのナイキシューズがもたらした箱根駅伝への影響と、ささやかれる「不公平では?」という問題点について調べて紹介します。
Contents
箱根駅伝 ピンクのナイキがヤバい!
2020年の正月中に開催された毎年恒例の箱根駅伝!
今年は元日の全日本実業団駅伝でも7区間中で4区間の区間新記録が誕生するなどの記録ラッシュが起こることとなりました。
これには選手たちの実力もありますが、最も影響が大きかったのは選手たちがこぞって着用したピンクのナイキシューズであるといいます。
実際に選手たちがピンクのナイキシューズを着用して走る映像がありますので見てみましょう。
このピンクのナイキシューズはもともとナイキの壮大なプロジェクトである非公認レース「BREAKING2」で42.195kmのフルマラソンで2時間の壁を破ることを目的に作られたシューズとなっています。
このシューズはそこが厚底となっており、さらに厚い底の中にはカーボンファイバープレートによって着地時に前足部分が屈曲し、元に戻る際に一気に前進方向へ押し出される効果を生むと言います。
これにより、高いクッション性で選手への披露ダメージを大きく軽減するとともに、絶大な推進力を誇るシューズとなっています。
箱根駅伝 ピンクのナイキ 記録ラッシュは不公平か?
箱根駅伝で記録ラッシュを巻き起こし、マラソン界に大革命を起こしたピンクのナイキシューズですが、ここからは、ピンクのナイキシューズがもたらす具体的な効果や、ささやかれる「不公平では?」という問題点について紹介していきます。
箱根駅伝 ピンクのナイキのヤバすぎる効果がこちら!!
もともとナイキの壮大なプロジェクトである非公認レース「BREAKING2」で42.195kmのフルマラソンで2時間の壁を破ることを目的に作られたピンクのナイキシューズは、前述のとおり絶大なクッション性と推進力を生むことで高タイムに大きな影響をもたらします。
具体的には、このシューズを着用してランニングした場合のランニング効率は他のシューズに対して4%も向上し、平坦な道で走るときに1~1.5%勾配の下り坂を走るのと同じ感覚を得ることができるのだと言います。
そしてこの効果は、昨年7月に市販化されて今回の箱根駅伝でも多くの選手が着用していたピンクのナイキシューズ「ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」にも反映されており、マラソン界に大革命を起こすこととなっているのです。
ピンクのナイキシューズ「ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」の誕生でマラソン界の高速化は止まることがなく、これまで水野のシューズを履いてきた選手たちが続々とナイキに履き替えていると言い、現在はナイキの一強状態となっていると言います。
全国高校駅伝と箱根駅伝で指導したチームを優勝に導いた東海大・両角速駅伝監督も、「これまでのタイムやデータが通用しない。常識を変えないといけない」と語っています。
ピンクのナイキによる記録ラッシュは不公平か?
さて、選手の記録に対して絶大な効果をもたらすピンクのナイキシューズ「ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」ですが、巷では「不公平では?」とささやかれることとなっています。
平坦な道で1~1.5%の下り勾配を走っているかのような推進力とクッション性を発揮し、5000mで15秒、箱根駅伝の1区間(22km)では60~70秒ほど早くなる、いわば魔法の靴といっても過言ではありません。
しかし、この想像もつかないほどの大きな記録効果を生んだことで、内規を使用していない選手から不満の声が寄せられることとなっているのです。
国際陸連から名前を変えた「ワールドアスレティックス」では、使用されるシューズに対して「不公平な補助、アドバンテージを与えるものであってはならず。誰でも比較的入手可能なものでなければならない」という規定が設けられていると言います。
これに対してナイキのシューズ「ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」は高額で「税込30,250円」となっていると言います。
現状では、「高額とは言え入手困難なほどではない」ということと、「厚底のカーボンファイバープレートやカーボンタイプのソールは他メーカーでも使用されている」ということから「使用を禁じるだけの根拠は不十分」とされています。
確かに実業団の世界ではトップ選手はこのシューズを購入するだけの経済的余裕もありますし、特段問題があるとはいいがたいかもしれません。
しかしながら、大学や高校のマラソンでは、選手たちにとって高額なシューズは容易に手が届くとは言い難いのではないでしょうか?
それでいて他のシューズでは太刀打ち出来ないほどの大きな記録効果を生むことから、今後の制度改革に注目が集まることとなりそうです。
箱根駅伝 ピンクのナイキ 世間の反響がこちら!!
今年の箱根駅伝で記録ラッシュを巻き起こし、絶大な記録効果を見せつけたピンクのナイキシューズ「ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」に対して、世間では非常に大きな反響が巻き起こることとなっています。
その中でも特に、
「箱根駅伝ではピンクのNIKEと左右2色の色違いに見えるNIKEばかり。そして、あそこまで偏って好記録続出となり、どこか心の奥底で、違うメーカーで走ってる選手を応援してしまっているひねくれた自分がいた。しかし、記録続出は間違いなくシューズの効果あり。開発者アッパレですね。素晴らしい。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/articlemain?d=20200105-00069614-gendaibiz-spo
「色々言われているけど、今まではいかに軽くするかを追及して薄底になってきたのを、実はクッション性の方が重要で厚底の方がいいと気づけたナイキと気づけなかった他メーカーの差でしょう。スポーツの歴史は道具の進化でもあるし、全然問題ないと思う。スピードスケートで踵が浮くスラップスケートが出たときと似てるかな?あれも次々と世界記録塗り替えられたからね。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/articlemain?d=20200105-00069614-gendaibiz-spo
「入手困難な価格ではないし、カーボンプレートもNIKEだけのものではない。それでもこれだけヴェイパーが多くのトップランナーに愛用されているのはNIKEの努力の賜物だろう。それを否定してヴェイパーを禁止する流れはどうかと思う。それに加えて記録がヴェイパーのおかげで速くなってるという風潮もどうかと思う。確かに平地でも下ってるような感覚で脚がよく回るのは事実たが、言い換えれば自力以上に脚が回る・スピードが出る訳だから、それに耐えうるフィジカル・心肺機能が必要。選手の努力無くしてこれほどの高速レースは無いのに、シューズばかりに注目が集まっているのは非常に残念」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/articlemain?d=20200105-00069614-gendaibiz-spo
「ナイキの開発力が革新的で優れているだけ。他社のシューズを履いたランナーが不利というのは、そのランナーが履いているシューズメーカーの開発力が乏しいだけ。その内、どのメーカーもナイキの後を追って厚底シューズを出してくるはず。あるいは、厚底の概念を覆す様な新たなテクノロジーを搭載したシューズを開発すべき(それをするのもナイキになりそうだけど…)。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/articlemain?d=20200105-00069614-gendaibiz-spo
「正月三が日の駅伝を見ていて、もっとも衝撃的だったのがこれ。ナイキに履き替えた選手が、次々とベスト更新をしていること。箱根駅伝でこんなに区間新が出たら、今までは何だったのと思ってしまう。こんなに違うと、水着の時のようにヴェーパーを規制しようという動きがあってもおかしくない。ただ、それはヴェーパーを規制するんじゃなくて、カーボンプレートを規制することになる。この記事の言っている通り、規制は難しいんじゃないかな。まあ、レースに参加するランナー全員がヴェーパーを履いたら、不公平感はなくなるだろうね。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/articlemain?d=20200105-00069614-gendaibiz-spo
「記録が出るからと、シューズを規制するのは、止めてもらいたい。このシューズは足への負担が軽減されるそうで、ランナーにとっては、非常にありがたいものでしょう。シューズのおかげで、ランナーの故障が減るなら良いことだと思います。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/articlemain?d=20200105-00069614-gendaibiz-spo
「靴に違いを求める気持ちは分かるし、走りやすさと足への負担軽減を考えるのは当たり前。小学校の運動会で瞬足ばっかりなのも笑えるし。でも、今後、記録取り消しとか使用禁止にするなら、早い時期に決定発表して欲しい。オリンピックもあるし、現場が混乱する。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/articlemain?d=20200105-00069614-gendaibiz-spo
「軽さと衝撃吸収とのバランスが良かっただけの話。よそが軽さを追求したときにナイキが衝撃吸収を追求した結果。昔の浮力のあった使用禁止になった水着のレイザーレイサーとは訳が違う。素晴らしい!」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/articlemain?d=20200105-00069614-gendaibiz-spo
などなど、内規の開発力を公表し、ピンクのナイキシューズ「ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」の使用を推奨する声が数多く寄せられることとなっています。
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