仕事の量が増えて忙しくなるほどに、仕事を詰めすぎて休憩が取れずに疲れてしまう、中々集中力が上がらないといった経験は誰しもあるのではないでしょうか?
仕事の優先順位や時間配分を決めることは集中して仕事をするうえで非常に大切なことです。そしてこれと同じくらいに、仕事を細かく分割し、小休憩をはさみながら仕事をするということも集中力を高めるうえで非常に効果的な方法となります。
今回は、仕事を細かく分割して集中力を高める方法について考えていきます。
Contents
集中力の継続には適度な休憩が必要。
先程も述べたように、仕事を詰め込んで休憩がとれなかったり、長時間の連続作業となると、疲れや作業に対する飽きから、次第に集中力を維持することが難しくなってきます。
一般的に、25分間作業をしたら5分間の小休憩、これを4回繰り返して、2時間経過したら30分間の休憩をはさむというのが理想的な作業計画といわれています。こうすることで、小まめに気分転換を行うことが出来るとともに、飽きが来るのを防止することが出来ますので、長時間集中力を維持し、さらに集中力を高めていくことが可能になると言えます。
分割時間が25分というのには意味があります。以前の投稿で、人が深い集中を得るためには23分間必要であるということを紹介しました。つまり25分でいったん作業を休止することで、最も集中できているタイミングで休憩をとることになります。こうすることで、その後集中力が低下し始める前に「もっと作業したい」という思いを強めることが出来ます。その思いを次の作業に利用すれば継続的に集中力を高めていくことが可能になるのです。
30分サイクルでの作業計画の活用について、こちらの記事でも紹介していますので、是非ご覧ください。
「肩こりと腰痛を改善。ポイントはストレッチと椅子の選び方。」
集中するにはメリハリが大事。
また、作業を細かく分割するということは、作業にメリハリをつけるということにつながります。作業をするときに時間的な制約がなければ、だらだらと作業をしてしまい、中々集中力することができません。しかし、この作業は30分で終わらせると決めてしまえば、その時間で終わらせられるように気持ちを切り替えることが出来、自ずと集中して作業しようという気持ちになります。そうすることで、より深い集中状態を実現することが出来るようになります。
「作業にメリハリをつける」という意味では、「できるだけ早く」という時間設定もあります。しかし、「できるだけ早く」という意識の上には、同時に時間に追われるストレスが発生してしまうことが考えられます。そのため、やはり時間設定はきっちりと時間を定めることが大事と言えます。
私自身の職場でも連続作業はしないようにという習慣が身についています。私の職場では、1時間の連続作業で5分間の小休憩が推奨されています。30分単位よりは長い設定となっていますが、やはり長時間連続作業を続けるよりは、1時間ごとにでも小休憩をはさむことで作業にメリハリをつけることができますし、集中力の低下を防止することが出来ていると感じます。さらに作業を分割し、30分ごとでの作業計画とできれば、もっと集中力を高めることが出来るでしょう。
今回は、作業時間を細かく分割して集中力を高める方法について考えました。この投稿を見てくださるあなたも、是非作業時間を上手に分割して、より深い集中を手に入れていただきたいと思います。
コメント