マッドハウス 是正勧告 アニメ制作会社が超ブラック? 月の残業時間は?

時事
スポンサーリンク

17日、アニメ映画の制作で有名なマッドハウスが労働基準法違反で是正勧告を受けていたことが、労働組合の公表で分かり、話題となっています。

この記事では、マッドハウスが男性社員への残業時間是正勧告を受けていたというニュースについて、アニメ制作会社の超ブラックな実情をまとめます。

また、マッドハウスの月の残業時間についても見ていきます。

Contents

スポンサーリンク

マッドハウス 是正勧告 アニメ制作会社が超ブラック?

アニメ映画「時をかける少女」や、アニメ「ワンパンマン」で有名なアニメ制作会社マッドハウスが17日、労働組合からの公表で、男性社員に国が定める過労死ライン「100時間」を超えて残業をさせて是正勧告を受けていたことが分かりました。

マッドハウスの労働組合によると、同社の労使協定で定められている残業時間上限は60時間であるといい、大幅な上限オーバーが常習化していたといいます。

また、繁忙期には37日間休みなしの連続で勤務したり、多い時には月の残業時間が220時間を超えたこともあったのだといいます。

さらに、残業代は毎月50時間分の固定で、それ以上の超過分については支払われていなかったのだとか。

この男性社員は作品制作において、完成までのスケジュール管理を担当していたといい、原画の発注~回収などの業務で連日未明までの勤務が当たり前となっていたといいます。

この状況からは、昨今世間で騒がれるブラック企業の中でも超ブラックな現状であると捉えることが出来ます。

アニメ制作会社であるという業務内容から勤務時間内での業務完了が難しい業務であることは察しますが、担当者を増やして分担するなどの対策も出来るところを一人の男性社員に任せ切りであったようで、有名な大手の制作会社であっただけに残念でなりません。

また、同社は今後適正に是正対応を行うとコメントしていますが、このような企業体質はなかなか変えられるものではありませんから、形だけの対策、表向きだけの対策にならないことを願いたいですね。

マッドハウス 是正勧告 世間の反響は?

マッドハウスが労働基準法違反で是正勧告を受けていたことに対して、ネットでは大きな反響を呼んでいます。

その中でも特に支持を集めているもののひとつとして、

「残業200時間以上ってしたことない人多いかもしれないけど結構つらいからね。これが何ヶ月、何年と続くと本当に思考力無くなってくる。危険なことだよ 」

引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190517-00000108-jij-soci

というコメントがあります。

実際に残業時間200時間以上を体験したことのある方からのコメントで、通常なら体験するはずもない壮絶な状況で陥る危険な状況を語ってくれています。

この方が今安定した仕事をされていることを願いたいです。

さらに。ネットでは他にも多くのコメントが寄せられています。

なかでも、

「〆切りに追われる漫画家のアシスタントも似たようなもんだろうなぁ 」

引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190517-00000108-jij-soci

「アニメーターって好きじゃなきゃやれないほどブラックだと思うんですが。」

引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190517-00000108-jij-soci

「アニメータの皆さんの収入は歩合制なので、新人の動画担当の年収は115万円前後……アニメ業界の労働環境は酷いよね。 」

引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190517-00000108-jij-soci

「アニメ業界なんて、こんなの普通なんだろうな。」

引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190517-00000108-jij-soci

などなど、アニメ業界の過酷な状況を感じ取ることのできるコメントが多数見られます。

また、

「私も一時期会社にずっと泊まり込みしましたねぇ!一月のうち帰ったの3回くらいで、すべて終電。後は会社の机に突っ伏して毎日3時間程気を失ってました。一人部署だったので誰にも相談出来ず、なんとか3ヶ月その状態をしのぎました!もう、あんな事はしません!てか、身体壊したので出来ません! 」

引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190517-00000108-jij-soci

といった、同じように過酷な勤務を経験したことのある方が、体調を崩してしまい、もう絶対にしたくない。という社員の健康を軽く見る企業への警告ともいえるコメントも見られます。

いずれにしても、このようなブラックな企業がまだまだ日本では改善されないまま残っていることは事実ですので、正しい働き方改革が機能してくれることを願いたいですね。

マッドハウス 是正勧告 月の残業時間は?

ここからは、マッドハウスの月の残業時間など、企業情報について見ていきます。

今回男性社員の残業時間が問題となりましたが、同会社でのブラックな拘束時間はこの男性社員のみに限ったことではないようです。

ネットの口コミを参考にした情報によると、朝の8時から深夜1時や2時までの勤務や、勤務時間17時間は当たり前といった声が多数見られます。

これでは残業時間が一日8~9時間となりますから、一か月にすると20日勤務とすると160~180時間となります。

同社の労使協定のみならず、国の労働基準法すらも大きく超える残業時間がどの社員にも当たり前でsるということで、アニメ制作会社の実情には恐ろしささえ感じてしまいます。

そんな勤務状況の中で、当然日々の睡眠時間では疲労回復などできるはずもなく、休日もコインランドリーとスーパーなど必要最低限の外出以外は体調回復に費やすこととなり、満足に遊びに出かけることも出来なかったという声もあります。

働き方改革が叫ばれる中で、近年では仕事とプライベートの両立が仕事のパフォーマンスも向上させるという見解が主流となっています。

また、過度な労働はその人の体調や、生命にもかかわる問題となりかねませんので、今回のマッドハウスの是正勧告を機にその他の企業でも労働環境を見直すきっかけになってほしいと願います。

コメント