4月も残すところあと5日、5月1日には平成も終わり、いよいよ令和への改元となります。
この改元にともなって、明日からのゴールデンウィークは10連休!!
大型連休を前にして仕事を持ち越せずに追い込まれている人も多いのではないでしょうか?
そんな今、残業時間の少ない企業はどこなのか?ということが話題となっています。
ランキングトップはなんと驚きの残業時間12分だとか!!
この記事では、残業時間が少ない企業のランキングについてまとめます。
また、今年4月から法律改正によって大企業で上限規制がかけられましたが、この効果についても見ていきたいと思います。
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残業時間の少ない企業ランク トップは驚愕12分
世の中には、「賞与額ランキング」や、「有給休暇取得日ランキング」など、企業へのアンケートなどを元にした様々なランク付けがされています。
今回は「残業時間の少ない企業ランキング」について、その中でも驚愕の平均残業時間1時間未満であった上位3企業を紹介します。
※参考:「ヤフーニュース」https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190425-00275716-toyo-bus_all
1位:アサインテクノロジー
平均残業時間はなんと12分!!
なんと、2位と約40分の差をつけて堂々の第1位。
ランキング企業の中で唯一30分を切る結果となっています。
愛知県名古屋市に本社を置くこの企業。
測量・土木関連のソフトウェア開発を行っている会社です。
1970年に設立後、もうすぐ50年という歴史を持つ企業となっています。
2位:ヤマシナ
1位とは大きく差が開いたものの、1時間未満の壁を越えて2位に喰い込んだのは、株式会社ヤマシナ。
平均残業時間は50分。
工業用ファスナー(ねじ製品)を製造する会社で、京都府京都市に本社を置きます。
1917年設立の歴史を持つ、日本の老舗ねじメーカーとして知られる企業です。
3位:フジックス
3位は2位と僅差で3分差のフジックス。
平均残業時間は53分となっています。
残業時間が多くなり問題視される企業が多い世の中において、残業規制がなくとも平均残業時間1時間を切ってランキング入りを果たすという快挙を成し遂げています。
この他にも、月間残業時間が5時間を切る企業が53社、100位以内にランクインした企業でも8時間以下となっており、
働き方改革が進むものの、中々残業時間が減らない会社に勤める人としては羨ましい結果となっています。
残業時間の少ない企業ランク トップは驚愕12分 世間の反響は?
残業時間の少ない企業ランキングについて、ネットでは多くの反響を呼んでいます。
その中でも特に支持されるものとして、
「残業時間なら我が社は0時間です。でも定時外に仕事はしてます。残業するのは問題ない、無給労働をさせないように国はしっかり取り締まらないとダメ。政治家も官僚も問題の本質が全然わかっていないんだよな。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/articlemain?d=20190425-00275716-toyo-bus_all
というコメントがあります。
まさにその通りで、残業時間が少ないと公表されているといっても安心はできないのが現実です。
法律で規制され定るとはいえ、サービス残業と呼ばれるものが陰ではまだ残っていると叫ばれるのが現実で、企業では正しく残業時間を管理し、サービス残業を許さない企業体制を整えてほしいものです。
ネットでは他にも多くのコメントが寄せられていますので、いくつか見てみましょう。
「大事なのは給料。残業減らすのは大いに結構。しかし、残業がなければ給料が安くやっていけない。会社はもっと定時内の仕事量を見るようにするべき。今まで残業して終わらせてたものを定時ないで終らせればその分能力給とかで上乗せするとか、一方的に残業するなでは社員はなにもかわらないし、見えない残業が増えるだけ。そりゃ定時で帰りたいのはやまやまで、頑張れば定時に終われるけど金ほしーし、ちょい残でいい感じに終わるからって感じのペースで仕事してる人は多いはず。上手く言えないが会社的にも社員の能力向上の点で頑張った人が報われる社会にならないと。難しいだろうけど 」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/articlemain?d=20190425-00275716-toyo-bus_all
「果たして本当の勤務時間とリンクしてるのだろうか?数字だけならいくらでも改ざんできるからね。どこの会社もそうだと思うけど、業務量は増やすくせに人件費はいっちょまえに減らそうとする。しかも現場を知らない側の人間がそれを決めてるから、結果仕事が終わらずに、サビ残の温床になるのは目に見えてる。 」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/articlemain?d=20190425-00275716-toyo-bus_all
「運送業界は勤務日数と残業時間がモノを言う業界。残業時間減らすんなら、もっと基本給上げるなりして給料水準保って欲しい。 」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/articlemain?d=20190425-00275716-toyo-bus_all
などなど、残業時間ばかりに気を取られがちな働き方改革ですが、大切なのは対価と仕事量であり、残業う時間を減らすのならこれらも同時に見直さなければうまくいかないという声が多くなっているようです。
残業時間の少ない企業ランク トップは驚愕12分 上限規制法律改正の効果は?
さて、この4月からは労働基準法の一部改正が行われ、年次休暇の取得推進などと共に残業時間の上限規制が設けられました。
これまでは法律上に残業の上限は設けられておらず、残業時間が多いと行政指導を受けるのみとなっていましたが、今回改正された法律規制では、大企業では臨時的に特別な事情がない限り、原則月45時間、年間360時間を超えることが出来なくなりました。
中小企業でも2020年4月から適用されることとなっています。
このように、働き方改革として残業時間の見直しが行われていますが、今回の法律改正による残業時間の上限規制は効果を発揮しているのでしょうか?
確かに残業時間が正しく管理されたうえで社員のタスク管理まで徹底されれば、社員の負担は軽減され、この法改正はうまくいったということが出来るでしょう。
しかし、先程紹介したネットに寄せられたコメントにもあるように、表向きの残業時間を減らすためにサービス残業をせざるを得なくなったり、残業時間ばかり減らせと言われて仕事は増えるばかりで一向に終わらず、身体的にも精神的にも疲労するばかりといった状況になってしまっては改悪と言えるでしょう。
また、残業時間が減ることで給料は減るばかり、昇給などもないとなれば、生活が苦しくなって不安の声が上がることも予想されます。
今回の改正で本当に残業時間も個人のタスクも減って負荷軽減されたホワイトと言える企業も少なからずあるかもしれませんが、どちらかというとそもそも残業時間が多くなる企業のほとんどがホワイトとは言えないブラックな企業が多いのが実情ではないでしょうか?
そのような企業では、やはり残業時間ばかりに目を向けても働き方改革の目的は果たせません。
今後残業時間と共に、本当の意味での個人の負荷軽減や生活の充実のための施策が行われることを期待しています。
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