女子プロ野球機構では11月1日、36名の選手が退団することが発表され大きな話題を呼んでいます。
この記事では、突然に大量の選手が退団を決意した理由と、継続危機に陥る女子プロ野球の現状について見ていきます。
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女子プロ野球 36人退団がヤバい!!
11月1日、日本女子プロ野球機構では現4球団に71人が所属する中でそのうちの半数となる36人が退団することが発表され、大きな話題となっています。
なんでも退団を発表している選手の中には、「美しすぎる」と話題の加藤優外野手(埼玉アストライア)を始めワールドカップ3大会連続MVPの里綾実投手(愛知ディオーネ)、レジェンド小西美加投手(京都フローラ)等人気選手も多数いると言い、さらには監督やコーチも6人が退任を発表していると言います。
今年8月末には記者会見で来期リーグの存続に向けた新規参入企業の募集を宣言したばかりの日本女子プロ野球機構ですが、選手や監督、コーチの大量退団で今後の継続危機に大きな注目が集まることとなっています。
女子プロ野球 36人退団で継続危機か? 大量退団の理由とは?
一度に36人という大量退団が発表されて大きな反響が起こる日本女子プロ野球機構ですが、なぜこのような事態が起こっているのでしょうか?
ここからは日本女子プロ野球機構が陥る経営危機の現状と、加藤優外野手がインスタで明かした退団決意の理由について紹介していきます。
女子プロ野球 経営危機の現状とは?
日本女子プロ野球機構では今年8月に記者会見を行い、来期以降新規参入企業の募集開始を発表し、呼びかけを行っていました。
現在女子プロ野球では4球団でリーグが発足されていますが、4球団すべてをわかさ生活1社が経営することとなっており、その負担額は100億円に近いと言います。
この現状に加え、今年既に春と夏のリーグが終了した女子プロ野球では、入場者が昨年比で2万人減少していたと言い、大きな収益源に経営危機が深刻であると言います。
なんとしても存続させたいという思いはあると言いますが、直近3年で1球団5000万円の収益に対し、球団経営に必要な費用は2億5000万円で、単純に2億円の赤字であるといいます。
これまでに新規参入の声が持ち上がった企業もあったと言いますが、女子プロ野球機構の持つ「女子野球の普及と発展」という思いと、企業の持つ「ビジネス」としての考えの点で相違があり話はまとまらなかったと言います。
加藤優外野手が語る 女子プロ野球退団の理由とは!?
36人の大量退団で話題を呼ぶ女子プロ野球ですが、同じく退団を決意している人気選手の加藤優外野手がインスタグラムを更新すると、自身の退団理由を語ることとなっています。
実際の投稿を見てみましょう。
まず退団の理由として、「自身が書士野球界にとって貢献できること、今だからできることがあるのではないか?」と考えたと言います。
その結果、「小さい女の子や学生のあこがれとなるチーム、環境を作らなければならない」と考え、そのために退団を決意したのだと言います。
この文章からすると、加藤優外野手は今後経営側に回るということなのでしょうか?
また、「次のステージでは、「女子野球には夢と希望がある」と言える環境づくりをしていきたい」と綴られることとなっており、今後も女子プロ野球界に関わっていく意向を語ることとなっています。
女子プロ野球 36人退団 世間の反響は?
所属選手36人が退団を発表した女子プロ野球界に対して、世間では非常に大きな反響が巻き起こることとなっています。
その中でも特に、
「美しすぎるとか…野球に関係ないところばかりメディアがとらえるから発展性がないのか、そもそも競技に魅力がないのか…女子はソフトボールのほうがプロ化したほうが面白いかもなぁ〜」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20191101-11011180-nksports-base
「日本の女子硬式野球のトップクラスに、今回のプロ以外に、ヴィーナスリーグという存在がある。プロと言えど、それだけで野球をしながら裕福に暮らせるわけでもなければ、ヴィーナスリーグのように企業で働きながら野球をできた方がいいとなる。多分この大量退団の裏には、来季の給料が支払えないなどの説明があったんだと思う。先日BCリーグの福井を、トクさんTVが支援する話があったが、何か良い後ろ楯ができないかなぁ。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20191101-11011180-nksports-base
「あればいいってもんじゃないし、かと言って無かったら何の発展も無いし。せっかく、こんな見栄えのする選手もいたのに。結局のところ、女子野球自体の可能性が今は全く見えないという事なのかな?世界的に見ても、野球の競技人口自体が他のメジャー競技に比べて相当少ないし、ましてや女子ともなると更に少ない。プロである以上、そのプレーに対して報酬を支払わなければならない。そのお金をどう賄うのかという現実に潰されるのも無理はない。今の段階ではソフトバンクみたいな金持ち企業がリーグ自体を一括で運営して、全選手と契約する様な形でやる方法しかないんじゃないかな。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20191101-11011180-nksports-base
「野球好き芸能人との練習試合とか、独立リーグとの交流戦とか、プロ野球二軍戦との練習試合とか、企画をして盛り上げていかないと。なんか卑屈になって自分達の世界だけにこもってるように思う。勝とうが負けようが企画してやっていけばいいんだ、そうすることによって本当に強くなってお客さんも呼べるし何よりも盛り上げてなんぼだと思う。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20191101-11011180-nksports-base
「営業が下手だった気がする。もっとたくさんスポンサーつけないと観客ガラガラのリーグは維持できない。美人スター選手を全チームに渡り歩かせる移籍を見てこの戦略はかなり的外れだと思った。真剣勝負なはずなのに、アイドル入れ替わり的要素を入れたら純粋な野球ファンは冷めると思う。営業が下手だと言う理由はNPBファンの僕ですら、良く知らないリーグ。一般人はたぶん女子プロ野球の存在すらほぼ知らない。それでスポンサーも観客が増えるはずがない。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20191101-11011180-nksports-base
「なぜ36人が一度に退団することになったのか?運営が厳しいからリストラ?それとも食って行けないから自ら野球を辞めたということ?いずれにしても、女子プロ野球は再度検討すべきでしょ。プロとは名ばかりで選手の力量も運営も全てが中途半端な印象。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20191101-11011180-nksports-base
「退団の理由は?経営難なのかそれとも実力なのか本人の意思なのか。アイドル的とは言えスター選手なので在籍していた方がお客さんは入ると思うが。女子プロ野球ももっとうまい売り込み方があると思うけどなぁ。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20191101-11011180-nksports-base
「36人とは凄いな。確かに男のプロ野球とは違って、裏方さんの仕事も女子選手たちは行ってるなど、観客動員だけでなく、待遇面や表に出ない負担もかなり大きかったんだろうか?(ユニフォームの洗濯も自身でやってたそうだし…)正直、プロとは名ばかりの運営状態なんだろう…。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20191101-11011180-nksports-base
などなど、女子プロ野球が直面する現状に対して、様々な反響の声が数多く寄せられることとなっています。
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