プラスチックごみの排出よる環境問題が問題視される中、一部の自治体や企業において、庁舎や事業所内の飲料自動販売機からペットボトル商品を排除する動きが広がり話題となっています。
この記事では、自動販売機からペットボトル商品を排除する動きが拡大していることについて、その理由と世間から寄せられる戸惑いの声と共に紹介していきます。
Contents
自販機 ペットボトル排除の動き!?
現在世界では、プラスチックごみによる環境汚染が問題視されることとなっています。
そんな中、日本国内でも一部自治体や企業では庁舎や事業所内に設置されている飲料用の自動販売機からペットボトル商品を排除する動きが取られていることが分かり、非常に大きな話題を呼ぶこととなっています。
近年世間ではプラスチックごみを巡ってレジ袋やプラスチック製のストローを削減する動きも撮られることとなっていますが、ここへ新たに加わるペットボトル削減の動きに注目が集まります。
このペットボトル排除の動きについて特に例を挙げると、大阪府豊中市の市役所では、既に今年の4月から長内繁樹市長が「クールチョイス宣言」を表明して使い捨てプラスチックの削減を掲げるなどの動きが取られており、その一環として11月1日からはペットボトル商品を排除した自動販売機を設置していると言います。
自動販売機にペットボトル商品がないことによって庁舎内からの苦情は出ていないといい、担当者は「他の施設にも広げていきたい」と明かしていると言います。
また、ペットボトル排除の動きはほかの企業でも確認されており、その中でも電機大手である「富士通」では6月から事業所内の自動販売機からペットボトル商品の販売を取りやめていく動きを始め、最終的にはグループ企業全社でこれまで年間700万本消費していたペットボトルの消費をゼロにするといいます。
また、住宅大手の積水ハウスでも昨年11月からグループ企業と連携して事業所内の自動販売機から順次ペットボトル商品を削減していると言い、今後ペットボトル排除の動きがどこまで広がっていくのかに注目が集まることとなっています。
自販機 ペットボトル排除 プラ削減の理由と世間の戸惑いとは!?
国内でも一部の自治体や企業が庁舎や事業所内の自動販売機からペットボトル商品を排除する動きを見せて反響を呼ぶこととなっているこの話題ですが、ペットボトルを含めたプラゴミ削減の動きがこれほどまでに拡大している理由とは何なのでしょうか?
ここからは、プラゴミ削減が拡大する理由と、ペットボトル排除の動きに対して世間から寄せられる戸惑いの声について見ていきます。
自販機 ペットボトル排除 プラ削減の理由がこちら!!
国内でもこれほどまでにペットボトルの排除を含めたプラゴミ削減の動きが広がっているのには、世界規模で抱える環境汚染の問題が大きく起因することとなっています。
その中でも特に問題視されているのがプラスチックごみによる海洋汚染であると言います。
なんでも環境省によると、平成22年のデータを例に挙げると、1年間で日本のプラスチックごみの2万~6万トンが海洋に流出しているという報告がされていると言います。
このように、プラスチックごみが海洋に大量に流出することについては、昨年8月に神奈川県鎌倉市で海岸に漂着したクジラの死骸からビニール片が見つかったという報告もあると言い、昨年10月に神奈川県鎌倉市では「かまくらプラごみゼロ宣言」としてペットボトル飲料の販売をできる限り廃止することを明文化したと言います。
さらに今年4月からは同じく神奈川県鎌倉市の市役所内で4台の自動販売機からペットボトル商品を排除したと言います。
また、近隣の埼玉県でも9月から市役所内の1台の自動販売機からペットボトル商品を排除することとなっています。
そのほか、国も今年5月には2030年までに使い捨てプラスチックの排出を25%抑制する方針を設定することとなっており、これについては「(3Rの推進で)ペットボトルのリサイクルは進んでいるが、リデュースはまだまだで、消費者がなるべくペットボトルを使わないように生産を抑えていく必要がある」と指摘することとなっています。
自販機 ペットボトル排除 世間の戸惑いとは!?
しかし、日本国内でペットボトルの排除の動きが拡大する中で、世間ではこの動きに疑問と戸惑いの声も聞かれることとなっています。
ペットボトル商品に関しては、持ち運びの便利さなどから生産量は右肩上がりに上昇することとなっています。
日本国内の清涼飲料水の生産量の中で、そのうちペットボトル商品が占める割合は70%を超えると言い、さらにリサイクル率は80%と高水準であるといいます。
これに伴って飲料メーカーを含めた業界内では、自動販売機からペットボトル商品を排除することについて「顧客の選択肢を狭めることになり残念」という戸惑いの声も上がっていると言います。
また、このペットボトル排除の動きの根底にあるものが海洋へのプラスチックごみの流出によるものとなっていますが、日本国内において言えば近年のペットボトルのリサイクル率は85%以上と、欧州の30%~40%台と比較しても世界最高水準であることが分かります。
このことから世間では、「プラスチック製品の中でもペットボトルはリサイクルのトップランナーであるのに、自動販売機での販売をやめる動きには違和感を感じる」という疑問の声も上がることとなっています。
自販機 ペットボトル排除 世間の反響がこちら!!
プラスチックごみによる環境汚染が原因で、国内でペットボトル商品を排除する動きが拡大していることについて、世間では非常に大きな反響が巻き起こることとなっています。
その中でも特に、
「ペットボトルは、日本の場合リサイクルできているのだから、現行の通りでいいと思う。使い捨てプラの、プラが問題じゃなくて、捨てが問題だから。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20191203-00000523-san-soci
「デポジット制を導入すべきでは?PETはビニールなどに比べて環境保護で導入されたもの。PETが環境保護にならないからと言って缶へ移行したところで、空き缶放置による環境問題が発生することは目に見えている。明らかに消費者次第では?」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20191203-00000523-san-soci
「ペットボトル、新聞、ダンボールを持っていくとポイントに変えられ商品券と交換できるお店が増えています。缶からペットボトルに移ったのは蓋が締められるという声からのはず。ラムネの瓶みたいにお金が戻るとなればポイ捨てなくなるかな。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20191203-00000523-san-soci
「ビンや缶にしたら環境に良いの?そうは思わないけどな~。蓋もしめられて、持ち運びも軽くてらくちんよ。工事現場では熱中症対策に自販機を設置するところもありますし、これ以上、ペットボトル自販機の排除が進まないことを祈ります。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20191203-00000523-san-soci
「ペットが8割再生されているというのが事実であれば、食品トレイなどのプラ削減を進めたほうが良いな。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20191203-00000523-san-soci
「ペットボトルやプラ製品が悪いのではなくポイ捨てする人が居るから問題なのでは?根本的に流通させなければゴミは出ないのはわかるけどペットボトルが普及したのにも理由はあるはず。持ち運びや蓋が閉めれて保存できる等の利便性を求められる事もまだまだあるでしょうし、夏場だと自販機で水分欲しい人もいるのでは?様は捨てる場所が確保されていて、回収、リサイクルがしっかりとされていれば良いかと。利用者のモラルの問題ではあると思うけど。何か違う気がする。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20191203-00000523-san-soci
「ペットボトルでも缶でも紙パックでも捨て方が問題だと思うんですよね「使わなきゃいい」じゃなくてもっとモラルを高めて捨て方の教育しないと技術も精神も発展していかないよ。環境被害だって近隣諸国のモラルの低さが招いたことでしょう?もっとモラルを高く持って生きていけば良いのではないでしょうか。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20191203-00000523-san-soci
「とにかくヒステリック。ペットボトルはリサイクルされてるし、やれレジ袋だストローだと次々と攻撃対象見つけてはヒステリックに削減削減と叫ぶけど、食品、家具、電化製品等々何を買ったってプラスチック梱包ばかりじゃないか!ヒステリックに叫ぶならまずはプラスチック梱包をやめたらいいんじゃない?」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20191203-00000523-san-soci
などなど、問題はペットボトルを含めたプラスチックごみの捨て方であり、ペットボトルが悪いわけではないとして、ペットボトル排除の動きは視点がずれているという声が非常に多く見られることとなっています。
その上で、ペットボトル商品には持ち運びの便利さなどの利便性が大きいことから、これ以上ペットボトル排除の動きが広がらないことを願う声が多数寄せられることとなっています。
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