さて、突然ですが、気になるニュースが飛び込んできましたので、紹介したいと思います。
みなさんは、「本屋大賞」をご存知ですか?
一年に一度、全国の書店の店員さんに対する投票で「一番売りたい本」を選ぶイベントが開催されます。
そして昨日4月9日(火)に、2019年本屋大賞が発表されたということで、その詳細を紹介していきます。
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本屋大賞発表される
近年本が売れない時代と叫ばれる中、「本屋大賞」では売り場からベストセラーを発信するということを目的としています。
前々年12月1日~前年11月30日までに発売された本を対象に書店店員の視点で、「面白かった」、「お客様にもお薦めしたい」、「自分のお店でも売りたい」という基準のもとに投票形式で選考されます。
選考は全国の書店店員さんにゆだねられ、複雑な事情などは一切絡まないので、本当に読みたいと思うことのできる本を知ることが出来るイベントとして興味深いですね。
そして今年の本屋大賞で見事大賞に選ばれたのは、瀬尾まいこさん(45)の「そして、バトンは渡された」です。
「そして、バトンは渡された」内容は?
それでは、今年の大賞作品「そして、バトンは渡された」とはどのような作品なのでしょうか?
本の主人公は森宮優子、十七歳。複数の親(継父・継母)を持ち、沢山の親にリレーされて育つという特殊な人生を歩んできました。
主人公には父親が3人、母親が2人います。17年の人生でこれほどに親が変われば、年頃の女の子からすれば、沢山のつらい思い、苦労、葛藤を抱えてしまうような状況です。
しかし、主人公は決して不幸とは感じておらず、いつでも両親を愛し、愛されていた。そんな主人公の生き方が描かれた、優しい気持ちになれる物語です。
昨今、親子の悲しいニュースも多い中で、この本に登場するような、子を守る大人たちも沢山いることを教えてくれる、今最も読みたい一冊と言えます。
この書籍は、2018年2月22日に発売され、全国の書店にて1600円+税で購入することが出来ます。
小説家「瀬尾まいこ」さんはどんな人?
このようなすてきな著書を書かれた瀬尾まいこさんはどのような方なのでしょうか?
瀬尾まいこさんは、1974年1月16日生まれ、大阪府大阪市出身の小説家です。
大学を卒業して9年間中学国語講師を務めた後に教員試験に合格、その後7年間中学国語教諭として働く傍らに執筆活動をしていたと言います。
そして2011年に退職し、現在では小説家として活動をする中で、2013年には、大阪市が未来の大阪文化を担う人材に対して贈る「咲くやこの花賞」で文芸その他部門賞も受賞されています。
瀬尾まいこさんの作品には他にも、「春、戻る」、「あと少し、もう少し」、「僕らのご飯は明日で待っている」、「僕の明日を照らして」、「温室デイズ」など、優しい気持ちになれたり、自然と笑顔になれるような、人生で大切なことを教えてくれる瀬尾まいこさんらしい著書を数多く出版されています。
本屋大賞受賞の「そして、バトンは渡された」をきっかけに、他の著書についてもぜひ読んでみたいですね。
まとめ
さて、今回は本屋大賞2019と、大賞を受賞した「そして、バトンは渡された」と瀬尾まいこさんについて紹介しました。
今年の受賞作品はもちろん、これまでの受賞作品がどのような作品だったのかも気になってきます。
また、来年の本屋大賞は、2018年12月1日から今年2019年11月30日までの出版作品の中で選考されます。
来年の大賞にはどのような書籍が選ばれるのか、今年も本屋と作品から目が離せませんね。
私もさっそく本屋に出向いてお気に入りの本を探してみたいと思います。
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