レトロな自販機と懐かしいゲーム機で隠れた名所として人気を集めた埼玉県生田市のオートレストラン「鉄剣タロー」が閉店を決断したことが分かり話題を呼んでいます。
この記事では、長年親しまれ続けてきた「鉄剣タロー」が閉店を決断したことについて、その理由や苦悩と共に紹介します。
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鉄剣タロー 閉店を決断!?
埼玉県生田市内を通る国道17号線の上り線で営業を行ってきたオートレストラン「鉄剣タロー」。
オートレストランとは、店内で食品を販売・摂食できる自動販売機を備え、多くは24時間無人で営業を行っている施設をいいます。
オートレストランの自動販売機によって販売される食品の中でも、特に「ハンバーガー」、「トーストサンド」、「うどん」はオートレストランの御三家とも呼ばれて人気を誇ります。
生田市の「鉄剣タロー」では、それらの食品に加えて飲料なども含む10台の自動販売機を常設。
さらに「インベーダーゲーム」や「ストリートファイター」といった昭和を彷彿させる古いゲーム機も備えていたことで、近年でも全国から多くの客が昼夜問わず憩いの場所として集まっていました。
特に長距離ドライバーにとっては休息のための貴重なスポットであったといえます。
しかし、そんなオートレストラン「鉄剣タロー」が、5月31日をもって32年間の歴史に幕を下ろしたことで、世間では非常に大きな話題を呼ぶこととなっています。
なんでも閉店には、新型コロナウイルスの影響によるものが大きいといいます。
「鉄剣タロー」の閉店について、報道では以下の様に紹介されることとなっています。
「レトロな自動販売機と懐かしいゲーム機がそろう隠れた名所として、全国の利用者から親しまれた、埼玉県行田市下忍のオートレストラン「鉄剣タロー」が31日閉店する。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で4月から臨時休業していたが、安全面から営業再開を断念した。店主の女性(66)は「これまで続けてこられたのは、多くの人が支えてくれたおかげ」と感謝し、32年間の営業に幕を下ろす。」
引用:「埼玉新聞」https://news.yahoo.co.jp/articles/c2901b5f7874539a9200555946b2de204f977608
鉄剣タロー 閉店 オートレストランが迎えた苦悩とは!?
32年間の歴史に幕を下ろして閉店することを決断した「鉄剣タロー」。
なんとか営業再開にこぎつける道はなかったのでしょうか!?
ここからは、「鉄剣タロー」が迎えていた苦悩や閉店に至った理由、そして閉店に寄せられた惜しむ声を紹介します。
鉄剣タロー 閉店 迎えた苦悩と閉店理由がこちら!
1988年7月にオープンして以降、今日まで32年間の歴史を作ってきた「鉄剣タロー」ですが、新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言発令を受けて、4月7日以降の営業は休業することとなっていました。
これは、店内が「3密に該当する」との判断によるものでしたが、前述のとおり「鉄剣タロー」は当初予定されていた5月6日の緊急事態宣言解除に向けて着々と営業再開準備を進めていたといいます。
しかし状況は難航し、緊急事態宣言が延長されることになったことで、ついに決断を下さざるを得なくなったといいます。
他の飲食店では消毒や防菌対策、入場規制など工夫を凝らして影響を行い始めていますが、「鉄剣タロー」のようなオートレストランではその営業スタイルから他と同じ措置をとることは非常に難しいといえます。
そんな中で24時間営業を行うスタイルの「鉄剣タロー」では3密を避けることはできません。
さらに休業中に「鉄剣タロー」へは、「いつ再開できるのか?」といった声が多く寄せられていたといいますが、店主は問い合わせのたびに「営業できないこと」に胸を痛めていたといいます。
しかしそれでも客の安全を考慮して閉店せざるを得ないとし、32年間の歴史に幕を閉じています。
鉄剣タロー 閉店に惜しむ声続出
集まる人々の憩いの場として親しまれたオートレストラン「鉄剣タロー」の閉店には多くの惜しむ声が贈られています。
営業中は常連として通いつめ、レトロ自販機についての著書も出版している越野弘之さんは、「鉄剣タローはオートレストランの原点。何とか残せないか」と惜しみます。
さらに3年ほど前からボランティアで「鉄剣タロー」の店内清掃を行ってきたという生田市の利用客からは、「残念だが、店を守ってきてくれた店主に感謝したい。」と話しているといいます。
鉄剣タロー 閉店 世間の反響がこちら!
オートレストラン「鉄剣タロー」が閉店を決断したことについて、世間では非常に大きな反響が巻き起こることとなっています。
その中でも特に、
「コンビニの台頭以降も、よく2020年、令和の時代まで持ちこたえたなあ…こういう風情が消失してしまうのは寂しいけど、本当にお疲れ様でした。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20200531-00000007-saitama-l11
「新潟から長距離運転手していて何度も17通るときに見かけました。外観からピンク色のネオンで怪しそうなお店だな~と思ってましたがこんな歴史を感じられる店だったのかとニュースで知りました。本当に1度でもいいから行けば良かったと思う今日この頃です…」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20200531-00000007-saitama-l11
「何度か17号を通る度に家系ラーメン屋のような看板が目に入り変な名前の店(失礼)だなぁと、気になる店としてチェックしていたのですが入店までには至らず。このような店だったとは…行っておくべきだった。グーグルマップの店内写真にちらりと写るのが店主さんでしょうか。長い間お疲れ様でした。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20200531-00000007-saitama-l11
「半年店を閉められたら再開できるのになあ。クラウドファンディングやってくれたら協力するのに。積み重ねた時間はもう手に入らない財産。心ある人がいずれ引き継いでくれないだろうか。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20200531-00000007-saitama-l11
「この騒ぎが落ち着いたら真っ先に行きたかった場所だったのに・・・食事を買ってくつろぐだけじゃ申し訳ないから、日頃からちゃんと手入れはされているけど飲んだジュースの空き缶や灰皿とか放置されていたら片付けてあげてから帰ったりもした。そのくらい好きな場所だった。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20200531-00000007-saitama-l11
「3密を避けられない。この手のドライブスルーが3密になってる状態見た事ないけど‥広さもあるし、これがダメというなら都内の小坪飲食店なんか絶対無理って事になるけどね。営業してから判断しても良かったと思うけど、本人が決めたのだから、それは尊重する。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20200531-00000007-saitama-l11
「非常に残念だ。自宅から48km離れているが2019年8月にふと思い立ち23時に125ccスクーターでレッツゴー!2時間かけて到着して自販機レストラン堪能して店内のレトロゲーム4個くらい遊んでとても懐かしい気持ちやのんびりした気分になり仕事のストレスなど発散出来て今年も行こうと思ってたのに…」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20200531-00000007-saitama-l11
「今から34年前、四日市市塩浜のオートスナックでよく仕事の帰り、自販機で天ぷらうどんを食べたのを思い出します。今は時代の流れと3密を避けるためには止むを得ませんね。寂しいけれど、お疲れさまでした。」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20200531-00000007-saitama-l11
などなど、様々な反響の声が数多く寄せられることとなっています。
鉄剣タロー 閉店 まとめ
今回の記事では、32年間にわたって営業し歴史を作り上げてきたオートレストラン「鉄剣タロー」について、閉店の理由や迎えた苦悩と共に紹介しました。
「鉄剣タロー」はなくなりますが、店主は御三家として人気を集めた自販機を同業者に譲ったということで、今後の自販機の行方にも注目が集まります。
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