5月10日、自動車メーカーのマツダが開催した3月期の決算説明会、そこで、昨今では採用例が激減した直列6気筒エンジンの採用が予定されていることが分かり話題を呼んでいます。
この記事では、マツダが復活させようとしている直列6気筒エンジンについてまとめます。
また、気になる採用車種はどの車種になるのかの予想や、マツダの人気車種であるアクセラやロードスターについても紹介していきます。
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マツダ 直6エンジンを採用!?
マツダが5月10日に開催した3月期決算説明会、そこで発表された今後の経営方針のなかで、将来的に展開していくパワートレインに関する項目として、以前から注目されてきたロータリーエンジンを活用した電動駆動車「レンジエクステンダー」の他に、直列6気筒エンジンが記載されていたといいます。
国内の自動車メーカーの多くはHEV車やEV車など、徐々に電動化に移行を見せる中で、マツダだけは内燃機関にも妥協せず、内燃機関と電動化の両立を公言しています。
これは、環境問題や先進技術の拡大にも対応しつつも、マツダのキャッチコピー、ポリシーともいえる「Zoom-Zoom」というこだわり、価値観がその理由にあります。
そして、今現在マツダが出した「Zoom-Zoom」の答えとして、自己着火システムを備え、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの良いとこ取りを実現した究極の高効率エンジン「スカイアクティブX」を開発しました。
こうして、内燃機関による先進技術を開発し、他社のHEVやEV車にも負けないクリーンで高効率なエンジンを実現するマツダが次に目指すのが、直6エンジンです。
過去には国内外数多くの自動車メーカーが採用するも、様々なデメリットに負けて開発中止となった直列6気筒エンジンですが、ディーゼルエンジンの技術を極め、さらにはディーゼルエンジンのようなガソリンエンジンを実現したマツダが再び直列6気筒エンジンを復活させます。
ちなみに、この直列6気筒はスカイアクティブXとディーゼルエンジンで採用すると公表されています。
直列6気筒エンジンは、燃焼のバランスの良さや振動の少なさ、部品点数の少なさなどのメリットがありますが、反面、エンジンルームにスペースを要するという大きなデメリットがあります。
しかし、過去の技術では大きなデメリットであった欠点も、現在の進化した技術ではコンパクト化は可能でしょう。
内燃機関に力を入れるマツダが、直列6気筒エンジンをどのような形で復活させるのかが楽しみなニュースとなっています。
マツダ 直6エンジンを採用!? 世間の評判は?
マツダが見据える直列6気筒エンジンの採用について、ネットでは非常に大きな反響を呼んでいます。
その中でも、特に支持を集めているもののひとつとして、
「マツダはこれからが益々楽しみなメーカーですね 」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190510-00010004-kurumans-bus_all
というコメントがあります。
様々なワクワクする技術や車を開発するマツダに対し、大きな期待を込めたコメントとなっています。
また、ネットでは他にも多くのコメントが寄せられています。
中でも、好意的なコメントとしては、
「今流行りのモジュールエンジンってやつだな。1気筒500ccを同じ気筒設計で3気筒4気筒6気筒を作り分ける。エンジンブロックとカムシャフトと電装周りさえ変えれば、1.5L、2L、3Lエンジンが作れるという寸法。昔は3気筒4気筒の振動問題とかハーシュネスあたりが解決できなくて自ずと各々専用設計になっていたんだが、設計技術(主にコンピュータシミュレート)が進んで同じ気筒設計での統一化ができるようになった。特に日本では税法的にもマッチしているからいいよね。直6は唯一の完全バランスエンジンだし(V12はわずかながら2次振動が出る)、スペースの問題さえクリアできれば素晴らしいエンジン。復活は単純に嬉しいわ。 」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190510-00010004-kurumans-bus_all
「マツダのいいところは、「チャレンジャー」ということだろう。他社がEVに傾く中でも、こうして従来型のエンジンにこだわり、モノ作りに邁進する姿は称賛すべき企業姿勢だと思う。車のデザインも独特でカッコいいし、マツダには今後も日本企業としてのプライドを持ってモノ作りに挑戦していってもらいたい。そして、願わくば次世代ロータリーエンジンを搭載した車を世に出してもらいたいと思う。 」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190510-00010004-kurumans-bus_all
「EVは先行き不安な点が多く、まだまだ革新的な技術も少なく、今ある部品で急造した感が否めないですが、内燃機関は技術の蓄積もあるし、まだまだ伸びしろがあると思います。内燃機関を発電に特化させたりと、まだまだ革新的な技術が出てくる気がします。内燃機関には頑張って欲しいです。 」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190510-00010004-kurumans-bus_all
「性能の良いガソリンエンジンを開発するのは正解だと思う。ハイブリット車は普及するかもしれないが、電気自動車がガソリン車並みに普及するとは考えられないから。充電に時間が掛かるので充電待ちで渋滞になったり、全国でみんなが一斉に充電したら大変な事になると思う。高速で電池切れで止まったら事故の原因になるし、子供が考えてもわかりそうだが、なぜ電気自動車を普及させようとするのか理解できない。 」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190510-00010004-kurumans-bus_all
などなど、EV車の弱点に対して、内燃機関に力を入れるマツダを評価するとともに、マツダの進化に期待する声が多く見られることとなっています。
これに対し、批判的な声はほとんど見られませんが、
「昨日の資料を見るかぎり、ラージ群は相当価格が上がりそうですね。マツダの購入層がついてこれるのか?またレクサスや輸入車のユーザーを取り込むことができるのか?そこが鍵かな?バブル期のマツダのようにならない事を願っています。ただ直6エンジンはトヨタが購入してくれることが決定していてコスト面はクリアしているのかも。 」
引用:「ヤフーコメント」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190510-00010004-kurumans-bus_all&s=lost_points&o=desc&t=t&p=2
のように、高級志向の価格帯となることが予想されることで、ユーザーを取り込むことが出来るかのかどうか?以前のように失敗に終わらないか?という心配の声が見られるようです。
いずれにしても、新たなマツダの挑戦に期待が高まります。
マツダ 直6エンジンを採用!? 車種は?
ここまでマツダが直列6気筒エンジンを採用する話題について見てきましたが、この直列6気筒エンジンが実現した場合、どの車種に採用されるのでしょうか?
今回決算説明会で公開された資料で、2017年に東京モーターショーで公開された「ビジョンクーペ」の写真も添えられていたという話があります。
ビジョンクーペであればFRである可能性が高く、直列6気筒エンジンとの相性も良いです。
しかし、このビジョンクーペでは「ロータリーエンジン」の復活も期待されていますので、もしかすると直列6気筒は違う車種に採用される可能性も考えられます。
そうなると、高級志向となることが予想される直列6気筒者として抜擢されると考えられるのはアテンザでしょうか?
アテンザであればマツダでも価格帯の高い車種であり、高級志向ユーザーを引き込みやすいかもしれません。
しかしアテンザはFFですから、もしかするとアテンザをFRにする?それともFFのまま直列6気筒を採用するのか?はたまた別の車種に直列6気筒を採用するのか?
続報に期待が高まりますね!!
マツダ 直6エンジンを採用!? アクセラやロードスターも人気
人馬一体を掲げるマツダ、マツダが言う人馬一体とは、運転する人が不安を感じることなく、安心安全にかつ、思いのままに車を操ることが出来、車と人が一体となっているような感覚を感じることが出来ることを表しています。
この人馬一体を特に感じることが出来、人気の高い車種として、アクセラとロードスターがあります。
ここからは、この2台について紹介していきます。
アクセラ
ファミリアの後継車種として2003年に登場したアクセラは、モデルチェンジを繰り返し、現行モデルは3代目となります。
教習者にも採用されており、街中で最もよく見かけるマツダ車といっても過言ではないでしょう。
人馬一体を極限まで突き詰めたというマツダの代表車種ともいえるアクセラの価格は1,825,200~となっています。
ボディ形状はセダンとハッチバックがあり、エンジンは1.5Lガソリンエンジン、1.5Lディーゼルエンジン、2.2Lディーゼルエンジン、2.0Lハイブリッドエンジンの4ラインナップとなっています。
また、既に発表されている新型アクセラではの登場も発表されており、いま最も期待の集まる車種となっています。
ロードスター
マツダを代表するライトウェイトカー「ロードスター」はマツダ唯一のオープンカーとなっています。
初代から高い人気とコアなファンを持ち、現行モデルは4代目となっています。
ソフトトップとリトラクタブルハードトップの仕様用意されており、ラインナップはソフトトップが1.5Lガソリンエンジン、リトラクタブルハードトップは2.0Lガソリンエンジンとなっています。
また、これまでのロードスターはハードトップでも完全なオープン状態となっていましたが、4代目ではタルガトップが採用され、より洗練されたボディラインを再現しています。
オープンスポーツカーでありながら、人馬一体に忠実に作り込まれており、安全性能も充実した内容となっています。
価格は2,554,200~となっています。
最近ではまたバリエーションがっ抱負となってきているとともに、新たな先進技術に期待が高まるマツダですが、これからのマツダの動向にも注目したいですね!!
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