国民的アイドルグループであるAKB48の姉妹グループであり、新潟県を拠点に活動するアイドルNGT48が、本日21日、新潟市内の専用劇場で現行チームでの千秋楽公演を実施しました。
そして、その公演の終盤、昨年末に暴行事件の被害者であるメンバーの山口真帆さんが、同グループの卒業を発表しました。
この記事では、昨年末の事件発生から、本日の卒業発表に至るまでの経緯について、事件の内容や犯人、そして事件のカギを握る黒幕は誰なのか?
また、NGT運営のずさんな対応に対する疑問点についてまとめます。
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NGT 山口真帆 卒業発表
本日、NGT48劇場では、現行チーム解散前の最終公演として「チームN3」と、「チームG」が、それぞれ昼公演と夜公演に分かれて千秋楽公演を行いました。
同グループが解散することになった発端は、昨年末、山口さんが「アイドルハンター」と呼ばれる悪質なファン集団から暴行を受けたことから始まります。
この事件によって、一部のファンとメンバーのつながり、運営と犯人グループの不可解な関係、そして運営の危機管理の低さやずさんな対応が問題となります。
しかし、運営は犯人グループのことや自らの管理体制等については一切触れず、何かを隠すかのようにメンバーとファンのつながりのつながりを認め、それを不問にすると発表します。
しかし、それに対して山口さんがSNSで反論します。
辞退はさらに悪化を見せる中、NGT運営は事件収束の方法として、的外れともいえる「現行チームを解散し、1期生と研究生の区分けで再スタートする。」という対応を決めました。
そして迎えた現行チームでの最終公演。
山口さんは自身が所属する「チームG」の夜公演し出演しましたが、そこで同グループからの卒業を発表しました。
卒業発表時の山口さんのコメントがありますので、抜粋してみてみたいと思います。
以下、山口さんコメント抜粋
「私、山口真帆はNGT48を卒業します。今日は紙に書いてきたので、皆さんへ、今までたまっていた思いを言いたいと思います。」
「事件のことを発信した際、社長には「不起訴になったイコール、事件じゃないってことだ」と言われ、そして今は「会社を攻撃する加害者だ」とまで言われていますが、ただメンバーを守りたい、まじめに活動したい、健全なアイドル活動ができる場所であって欲しかっただけで、何をしても不問なこのグループに、もうここには、私がアイドルをできる居場所はなくなってしまいました。」
「だけど、この環境を変えなければ、また同じことが繰り返されると思い、今までずっと耐えて最善を尽くしましたが、私にできたことは、ほんのわずかなことでした。私には人の命より大切なものが、何かは分かりません。大切な仲間たちが安全に、アイドルをできる毎日になってほしいと心から願っています。」
「今の私に、NGT48のためにできることは、卒業しかありません。結果的に、このような形になってしまったこと、その方たちの希望もなくしてしまったのではないかと、とても申し訳ない思いでいっぱいです。」
「正しいことをしている人が報われない世の中でも、正しいことをしている人が損をしてしまう世の中では、あってはいけないと私は思います。たくさんの方が、私のために、自分の時間を削って私のことを支えてくれました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。」
「今回のことで、私はNGT48になんなきゃよかったんじゃないかって思うこともありました。だけどやっぱり、こうしてみんなとステージに立って、みんなで公演をして、ファンの方に、声援をいただいて、メンバーのみんなや、ファンの皆さんと、出会えたことが幸せです。」
「残り一カ月もありませんが、最後まで一人の人としても、NGT48として皆さんに今度は笑顔で、またお会い出来たらうれしいなと思います。あとすこしの間ですが、どうぞよろしくお願いします。」
引用:「ヤフーニュース」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190421-00000263-spnannex-ent
山口さん本人のコメントからは、「社長から会社を攻撃する加害者だと言われた」や、「不起訴にしたから事件ではない」といった驚くべき運営の対応が明らかにされています。
また、山口さんはメンバーが安心して楽しく活動できる幸せなグループにしたいと願ったのに、それがかなわなかったことに対する悲しみが受け取られます。
しかし、山口さんはNGT48を嫌ったり恨んだりはしておらず、むしろ自身がNGTのメンバーに慣れてよかった、残るメンバーにやファンには幸せになってほしいと願っています。
ここまで驚くべきずさんで卑劣ともいえる対応をとってきたNGT運営ですが、山口さんからの言葉を真摯に受け止めて、世間が納得できる対ウをとってほしいと願うばかりです。
NGT 山口真帆 卒業発表 運営の対応に疑問
さて、ここまでの内容でも、「ファンとメンバーのつながりはあったが、不問とする」や「不起訴にしたから事件ではない」といった疑問の残る対応をとっていますが、なぜこのような不適格な対応となってしまうのでしょうか?
運営側は明らかに何かを隠しているように受け取れますが、メンバーの安全寄りも大切な何かとは一体何なのでしょうか?
これについてはこれまでもネット上で様々な憶測が飛び交っています。
どれもあくまでも推測の域をすぎないものではあり、不確定な内容が多いため明言は避けますが、明らかに運営サイドの何かを隠そうとしているような対応と言えます。
今後の運営の対応に注目ですね。
NGT 山口真帆 卒業発表 事件の黒幕・犯人は?
さて、最後になりましたが、今回の事件の犯人である悪質ファン集団と、黒幕と言われる存在について見てみましょう。
今回の事件で帰宅後の山口真帆さんを襲い、暴行を加えたのは、「アイドルハンター」と呼ばれるアイドルとのつながりを目的としたファン集団です。
彼らは事件の一年前からNGTメンバーの住むマンションに部屋を借りて住んでいたようで、その部屋が山口真帆さんの向かいの部屋であったようです。
彼らは複数のメンバーや運営ともつながりがあったとささやかれており、その中で山口真帆さんの個人情報を得たのではないかと言われています。
結局この事件では不起訴酌婦となったため、AKB48グループでは出禁扱いとなっているものの、今でもほかのアイドルグループに目をつけているのではないかといううわさも出ているようです。
また、この事件には黒幕と呼ばれる存在がいることも示唆されています。
これは、犯人が山口さんの帰宅時間を知っていたということから、山口さんの帰宅時間を犯人に教えた人物がいるのではないかという憶測からはじまりました。
第三者委員会の会見時、個人情報を教えたわけではないが、道端で山口さんは?と聞かれた際に「もう帰ったんじゃない?」と答えてしまったというメンバーがいるという報告があったため、それが黒幕メンバーではないかなど様々な憶測が飛び交っているようです。
しかし、運営や本人からの名言はありませんし、これもあくまでも推測の域を出ませんので真相は闇の中です。
謎や疑問点も多く、また山口さん本人も納得できないままの終息となってしまいましたが、山口さんも望むように、これから先は残るメンバーやファンには幸せになってほしいですし、NGT運営には今後メンバーもファンも納得のできる対応をとってもらいたいと願っています。
そして、山口さんはには、卒業後は自分自身を大切に、幸せな人生を歩んで欲しいですね。
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